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葬儀の豆知識

「国葬」とは?意味・歴史・一般葬との違いをわかりやすく解説

2025年04月12日

はじめに

ニュースなどで話題になることがある「国葬(こくそう)」。
でも実際には、「どんな人が対象?」「税金でやるの?」「普通の葬儀と何が違うの?」など、分からないことが多いですよね。

今回は、国葬の意味や成り立ち、最近の実施例、そして一般の葬儀との違いについて、できるだけ分かりやすくご紹介します。


1. 国葬とは?

国葬とは、国のために特に大きな功績を残した人物に対して、国の儀式として行う葬儀のことです。
その人物の死を、国家全体の損失と位置づけ、国民が公に追悼する機会として設けられます。

主な特徴

  • 主催は「政府」または「国家」
  • 費用は税金(国費)から支出される
  • 宗教色を抑えた「儀式」として行われる傾向
  • 国内外の来賓が参列することが多い

2. 国葬の歴史と法的位置づけ

日本では、明治時代に天皇や元勲を対象として国葬が行われてきた歴史があります。
しかし、戦後は「国葬に関する法律」が廃止され、明確な法的根拠はないまま行われる形になっています。

戦後に行われた主な国葬

  • 1967年:吉田茂元首相
  • 2022年:安倍晋三元首相(「国葬儀」として実施)

※安倍元首相の国葬儀を巡っては、賛否の議論も多くありました。


3. 国葬と一般の葬儀の違い

項目 国葬 一般の葬儀(家族葬など)
主催 国(内閣) 遺族・親族
費用 税金(国費) 遺族負担または互助会等
会場 大規模会場(武道館など) 斎場・自宅・寺院
参列者  政治家・外国要人・国民代表  家族・親族・知人
宗教 宗教色を抑える傾向 仏式・神道・キリスト教など多様

4. なぜ国葬が議論になるのか

国葬が話題になるたびに、「税金を使うべきか?」「全ての国民が賛同しているのか?」といった議論が起こります。
特に、戦後は「個人の葬儀に国が関与すること」自体に慎重な声も多くなっています。

その一方で、「国際社会に対する敬意」「功績をたたえる国家の姿勢」といった視点から、実施を支持する意見もあります。


5. 私たちの日常に関係ある?

国葬は国レベルの儀式であり、個人の日常生活とは直接関係ないように感じるかもしれません。
しかし、「人をどう見送るか」「社会がどう別れを共有するか」という意味では、
自分たちの身近なお葬式とも通じる部分があります。

たとえば、「家族葬」「自宅葬」「寺院葬」などの小規模な見送りでも、
感謝と敬意を持って故人を送るという点では、同じなのです。


6. まとめ

国葬とは、国家が特別な敬意をもって行うお葬式の形です。
歴史・政治・感情が複雑に絡むテーマですが、「人の死に向き合い、社会で追悼する」という本質は、私たちの日常のお別れと重なる部分もあります。

どんな規模であれ、大切なのは「その人をきちんと送る」という気持ちです。
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