■ 1. 本人の意向を確認・記録しておく

「どんな葬儀にしたいか」「宗教は？」「お寺との関係はあるか」など、本人の意志が分からず困るケースは非常に多いものです。
可能であれば、ご本人と話し合って

• 葬儀の形式（仏式、無宗教、家族葬など）
• 喪主は誰が務めるか
• お墓や納骨先

について共有し、メモなどに残しておくと安心です。

■ 2. お付き合いのあるお寺や葬儀社の確認

すでに付き合いのあるお寺や菩提寺がある場合は、連絡先をまとめておきましょう。
また、どこの葬儀社にお願いするかをあらかじめ決めておく「事前相談」もおすすめです。多くの葬儀社では無料で相談を受け付けており、費用の見積もりも事前に取ることができます。

■ 3. 必要書類や情報の整理

死亡届や火葬許可申請には戸籍や印鑑が必要になります。以下のような情報を一つにまとめておくと、いざというときに慌てずに済みます。

• 本人の本籍地
• 保険証、マイナンバー
• 遺影写真になりそうな写真
• 連絡を取りたい親族や知人のリスト

■ 4. 葬儀費用の目安と備え

あらかじめ葬儀社やお付き合いのあるお寺と相談し、費用の目安を把握しておき、貯金や保険などで備えると安心です。

■ 5. エンディングノートの活用

「何から手をつけていいか分からない」という方には、エンディングノートの記入がおすすめです。葬儀の希望だけでなく、財産・保険・家族へのメッセージなども整理でき、心の準備にもつながります。

【まとめ】

大切な人を見送るとき、「ちゃんと送ってあげたい」という気持ちがある一方で、現実には多くの決断と手続きが押し寄せてきます。
だからこそ、元気なうちに少しずつ備えておくことは、残される家族にとっての何よりの思いやりです。
お葬式の準備は、「死に備える」のではなく、「大切な人に迷惑をかけない」ためのやさしい行動。
あなたやご家族の安心のために、今日から少しずつ始めてみませんか。
サトリエでも葬儀に備えてのアドバイスや準備のお手伝いもうけたまわっております。
お気軽にご相談下さい。