はじめに

大切な方を見送るにあたり、初めて葬儀の手続きを行うという方も多いと思います。「葬儀社との打合せって何を話すの？」「準備するものは？」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。この記事では、葬儀社との打合せで話し合う内容や流れをわかりやすく解説します。

1. 打合せのタイミングと所要時間

葬儀の打合せは、訃報後すぐに行われることがほとんどです。葬儀の日程を決める必要があるため、通夜や告別式の前に行います。
所要時間は約1〜2時間程度。ご遺族のご都合に合わせて、葬儀社がご自宅や斎場に来てくれる場合もあります。

2. 打合せで話し合う主な内容

■ 葬儀の形式・規模

・仏式・神式・キリスト教式・無宗教など宗教形式の確認
・家族葬・一般葬・一日葬など、葬儀のスタイル
・参列者の人数の見込み

■ 日程と会場の調整

・通夜・告別式の日程
・斎場や火葬場の空き状況
・住職や宗教者の予定

■ 祭壇や遺影・棺などの内容

・祭壇の種類や装花の希望
・遺影写真の用意（表情が自然なもの、服装など）
・棺や骨壷の選択

■ 返礼品や料理の手配

・会葬御礼品や香典返しの内容
・通夜振る舞いや精進落としの料理の手配

■ 予算の確認

3. 準備しておくとスムーズなもの

• 故人の本籍地・住所・生年月日などの情報
• 宗教者の連絡先（お寺のご住職など）
• 遺影に使いたい写真
• 家族の希望や故人の遺志が書かれたメモ

4. 打合せで大切にしたいこと

打合せでは、ご家族の「どう見送りたいか」という気持ちが何より大切です。形式や費用のことももちろん大事ですが、後悔のないお別れとなるよう、些細なことでも遠慮せずに相談しましょう。

おわりに

葬儀社との打合せは、やることが多く大変に感じるかもしれませんが、担当者がしっかりサポートしてくれます。不安な気持ちを抱えたままにせず、わからないことはその都度確認することが、納得のいくお見送りにつながります。

少しでも安心して葬儀の準備ができるよう、この記事が参考になれば幸いです。