「もしもの時」に備えて気になるのが、葬儀にかかる費用のこと。特に、地域によって費用の相場は異なります。今回は、広島県福山市で葬儀を行う場合、どれくらいの費用がかかるのかについてご紹介します。一般葬や家族葬、一日葬、直葬などのスタイル別に費用感も解説します。

福山市の葬儀費用の平均は？

広島県全体の葬儀費用の平均は約80万〜120万円とされていますが、最近は家族葬や一日葬など、シンプルで費用を抑えた形式が増えているため、30万〜70万円ほどで執り行うケースも少なくありません。

葬儀の形式別・費用目安（福山市内）

福山市ならではの葬儀事情

福山市は家族葬などの参列者を限定したお葬式を選ぶご家庭が増加傾向にあります。高齢化が進む中で、「身内だけで静かに送りたい」という希望が強くなってきており、葬儀社側もそうしたニーズに合わせた定額プランやシンプルプランを多く提供しています。

また、福山市内には**市営斎場（福山市中央斎場）**があり、民間よりも安価に火葬を行えるため、費用を抑えやすいのも特徴です。
 

葬儀費用を抑えるためのポイント

1. 事前相談を活用する
   　事前に複数の葬儀社から見積もりをとることで、予算に合ったプランを選ぶことができます。

2. 必要なサービスだけを選ぶ
   　装飾や料理、返礼品などを最小限にすることで、全体費用を抑えることができます。

3. 市営施設を利用する
   　福山市の公営斎場を利用すれば、火葬費用を大幅に抑えることができます。
   　≪福山市営斎場≫
   ・福山市中央斎場
   ・福山市西部斎場

また葬儀というと葬儀会館で行うイメージが強いですが、近年あらためて注目されているのが「自宅葬（じたくそう）」です。かつては一般的だったお葬式の原点ともいえる形式で、近年は「心のこもったお別れができる」「経済的」などの理由から選ばれる方が増えています。

この記事では、自宅葬とは何か、どんな人に向いているのか、そのメリット・デメリットなどを分かりやすくご紹介します。

自宅葬とは？

自宅葬とは、故人の自宅で通夜や葬儀を行い、そこから火葬場へ送り出す葬儀のことです。昭和の初め頃まではごく一般的な形でしたが、式場や会館の普及とともに減少しました。

最近では、少人数の家族葬の広がりや、自分らしい見送り方を望む人が増えたことで、自宅葬を選ぶ方が少しずつ増えてきています。

自宅葬のメリット

■ 心のこもった見送りができる

慣れ親しんだ家で、リラックスした雰囲気の中、家族だけでゆっくりとお別れができます。形式にとらわれず、想い出の品を飾るなど自由な演出も可能です。

■ 費用を抑えやすい

斎場使用料が不要なため、全体の費用を10〜30万円ほど節約できるケースもあります。家族葬や直葬との組み合わせで、非常にコンパクトに収めることも可能です。

■ 時間に追われない

式場のタイムスケジュールに縛られず、自分たちのペースでお別れができます。

自宅葬のデメリット・注意点

■ ご近所への配慮が必要

葬儀の出入りや読経の音などが近隣に影響するため、事前に挨拶や説明が必要です。とくにマンションでは実施が難しい場合もあります。

■ スペースや設備の問題

遺体安置や焼香スペース、棺の搬出経路などに支障がある場合、自宅葬は難しいこともあります。事前に葬儀社に確認しましょう。

■ 自分たちで準備する範囲が多い

斎場に比べると、設営や進行、後片付けなどに関して、家族の負担がやや増える可能性があります。ただし、自宅葬に対応した葬儀社が代行してくれることもあるので安心です。

自宅葬はこんな方におすすめ

• 故人が「自宅で見送ってほしい」と希望していた
• 家族だけの静かな時間を大切にしたい
• 小規模な家族葬・一日葬を考えている
• 葬儀費用をなるべく抑えたい
• 宗教儀式より、想い出に寄り添う見送り方をしたい

まとめ

自宅葬は、形式にとらわれず、心のこもった“家族らしい”お別れができる選択肢です。一方で、準備や配慮が必要な部分もあるため、信頼できる葬儀社と相談しながら計画することが大切です。

「自宅だからこそできる、あたたかな葬儀」。それは、これからの時代にふさわしい、やさしいお別れのかたちかもしれません。

自宅葬や家族葬は、「こうあるべき」という形ではなく、ご家族それぞれの気持ちを大切にするお葬式です。

「サトリエ」は、形式ではなく“想い”に寄り添う葬儀をお手伝いします。

人生の最期を、心をこめてあたたかく見送るために。
自宅葬・家族葬をお考えの際は、ぜひ「自宅葬のサトリエ」へご相談ください。