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葬儀の豆知識

仏式・神式・キリスト教式・無宗教葬の違いとは?

2025年06月02日

お葬式というと「お坊さんがいて、お経が読まれて…」というイメージがあるかもしれませんが、実は宗教や考え方によって形式は大きく異なります。

この記事では、日本で行われる主なお葬式の形式である「仏式」「神式」「キリスト教式」「無宗教葬」の違いについて、わかりやすく解説します。


1. 仏式(ぶっしき)葬儀

◆特徴

日本で最も一般的な葬儀形式で、約9割以上が仏式と言われています。僧侶が読経を行い、焼香をして故人を供養します。

◆流れの例(曹洞宗の場合)

  • 通夜・葬儀にて読経と焼香
  • 戒名(法名)を授けられる
  • 火葬 → 収骨
  • 初七日・四十九日・一周忌などの法要がある

◆代表的な宗派

浄土真宗、浄土宗、真言宗、曹洞宗、日蓮宗、臨済宗、天台宗など
※宗派によって細かな作法や戒名の呼び方などが異なります。


2. 神式(しんしき)葬儀

◆特徴

神道に基づく葬儀で、「神葬祭(しんそうさい)」と呼ばれます。お坊さんではなく神職(神主)が進行し、故人は「祖霊(みたま)」となって祀られます。

◆主な特徴

  • 焼香の代わりに「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」を行う
  • 遺族は喪服の代わりに「白装束」または白いリボンを着ける場合も
  • 位牌の代わりに「霊璽(れいじ)」を使用
  • 仏式の法要の代わりに「十日祭」「五十日祭」などがある

3. キリスト教式(カトリック・プロテスタント)

◆特徴

キリスト教では、神に故人の魂を委ねる「感謝と祈り」の儀式が行われます。カトリックとプロテスタントで進行に違いがあります。

◾ カトリックの場合:

  • 「葬儀ミサ」と呼ばれる儀式
  • 聖歌、聖書朗読、神父の説教など
  • 十字架やロウソクを使用
  • 焼香はなく、献花や祈りが中心

◾ プロテスタントの場合:

  • 「記念式」や「召天式」と呼ばれる
  • 牧師の進行で讃美歌・聖書朗読・追悼の言葉など
  • 献花や黙祷が中心

4. 無宗教葬(自由葬)

◆特徴

宗教にとらわれず、自由な形式で故人を送るスタイルです。近年増加傾向にあり、「本人の意志で無宗教にしたい」「お坊さんを呼ばずに静かに送りたい」というニーズに応えています。

◆主なスタイル

  • 音楽を流したり、手紙を読んだりと自由な演出
  • 喪主や家族が故人の人柄を紹介することも
  • 献花や黙祷が多く、読経や焼香は基本的に行わない
  • 式辞は司会者や遺族が務める

まとめ:それぞれの葬儀の違い

形式 宗教 主な儀式 供養の方法
仏式 仏教 読経・焼香 法要やお墓参り
神式 神道 玉串奉奠・祝詞 神棚や祖霊舎で供養
キリスト教式 キリスト教 祈り・賛美歌・献花 祈り・ミサ
無宗教葬 無宗教 献花・音楽・手紙 自由(なしも可)

自分や家族に合った送り方を考える

宗教や形式に正解はありません。
大切なのは、「故人らしく」「遺族が納得できる形で」見送ることです。
今の時代、多様な価値観に合わせたお葬式が選べるようになってきています。

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