〜ご自宅でお見送りを考える方へ〜

近年、少人数で心のこもったお見送りが求められる中で、「自宅葬」を選ばれる方が増えています。病院や施設で最期を迎えた後、ご自宅へ戻り、住み慣れた空間で葬儀を行う――そんな選択が、静かに広がり始めています。

では、自宅葬にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか？それぞれを整理してご紹介します。

◆ 自宅葬のメリット

1. 故人の思い出の場所で見送れる
ご自宅は、故人にとってもっとも落ち着ける場所。慣れ親しんだ空間で過ごす時間は、ご遺族にとってもかけがえのないものになります。

2. 形式にとらわれず自由な葬儀ができる
宗教形式や時間の制約が少ないため、故人の趣味やご家族の希望を取り入れた自由なスタイルが実現可能です。たとえば好きだった音楽を流したり、ペットも一緒に参加したりすることもできます。

3. 費用を抑えられる
式場使用料や祭壇費などが不要な分、葬儀費用を抑えることができます。無理のない範囲で、納得のいくお別れができます。

4. ゆっくりとした時間の流れ
式場と異なり、他の利用者を気にする必要がないため、故人との時間をゆったりと過ごせます。急かされることなくお別れができる点は、遺族にとって大きな安心です。

◆ 自宅葬のデメリット

1. スペースの制約
参列者が多い場合、自宅では対応しきれないことがあります。限られた人数での家族葬向きといえます。

2. ご近所への配慮が必要
住宅地での葬儀では、駐車場や騒音に配慮する必要があります。ご近所への事前連絡が大切です。

3. 設営や搬入に制限があることも
棺や祭壇の搬入、機材の設営などに制限がある場合も。自宅の構造によっては対応できないことがあります。

4. 遺体の安置・衛生管理に不安がある方も
適切な処置を行えば問題ありませんが、専門業者のサポートが不可欠です。湯灌やドライアイスの使用など、事前に説明を受けると安心です。

◆ まとめ

自宅葬は、決して「特別な人だけの選択」ではありません。小さなお葬式が主流になりつつある今だからこそ、ご自宅という落ち着いた空間で、大切な方を丁寧に見送るという選択が注目されています。

私たち《サトリエ》では、ご自宅での葬儀がスムーズに行えるよう、事前相談から葬儀施行、アフターサポートまでしっかりとお手伝いさせていただきます。
「自宅葬に興味はあるけれど、不安もある…」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。