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「うちはお寺とのお付合いがないけど、お葬式ってどうしたらいいの?」
実はこのご相談、とても多いです。
核家族化や引っ越しの増加で、“菩提寺(先祖代々のお寺)を持たないご家庭” は年々増えています。
でも、お寺とのお付合いがないからといって、慌てる必要はありません。きちんとお別れをする方法はいくつもあります。
この記事では、
「お葬式、お付合いのお寺がいない場合はどうしたらいい?」
という不安にお応えしながら、具体的な選択肢や考え方をわかりやすくまとめました。
「お寺がないとお葬式ができない」と思っておられる方は多いですが、
実際には以下のようなパターンがあります。
つまり、お寺とのお付合いがないからといって、お葬式自体ができないわけではありません。
「どんな形で見送りたいか」を決めるところから始めれば大丈夫です。
身内が亡くなった直後は、気持ちも動揺し、冷静に考えるのが難しいもの。
「どのお寺に頼めばいいのか」「宗派はどうしたら…」と、一つひとつ自分たちで探すのは大きな負担です。
そこでおすすめなのが、まず葬儀社に相談することです。
葬儀社にはこんな相談ができます。
多くの葬儀社は、提携しているお寺・僧侶 がいます。
宗派の希望を聞いたうえで、読経や戒名(法名)をお願いできるお寺を紹介してくれます。
ポイント:
「お布施の目安はいくらくらいですか?」
「葬儀後の法要などもお願い出来ますか?」
「納骨堂などのご相談も可能ですか?」
なども、遠慮なく事前に確認しておきましょう。
「せっかくなら、今後もお付き合いできるお寺を探したい」という方もおられます。
その場合、次のような点を意識してお寺を選ぶと安心です。
一度お話を聞きに行き、「このお寺なら相談しやすい」と感じられるかどうかは、とても大切なポイントです。
「ご先祖の宗派がわからない」「特に宗派にこだわりはない」というケースも珍しくありません。
その場合の考え方としては…
大切なのは、**「故人と家族が納得できるかどうか」**です。
形式に縛られすぎず、「この形なら心から送り出せる」と感じられる方法を選びましょう。
お寺とのお付合いがない方にとって、一番不安なのが「お布施はいくら必要?」という点かもしれません。
金額は地域やお寺によって幅がありますが、
「相場がわからないまま、あとで驚く」 という事態は避けたいところ。
葬儀社かお寺のどちらかに、勇気を出して事前確認しておくのがおすすめです。
「宗教色をあまり出したくない」
「読経や戒名よりも、故人の音楽や思い出を中心に送りたい」
そんな場合は、無宗教葬(自由葬) という形も選べます。
無宗教葬の特徴は…
一方で、
無宗教葬を選ぶ場合も、「その後の供養をどうしていきたいか」 という視点を持っておくと安心です。
身内が亡くなってから、短い時間の中で
お葬式の形式・葬儀社・お寺・費用…
すべてを決めるのは、本当に大変です。
お寺とのお付合いがないご家庭こそ、
「もしもの時のために、事前に相談しておく」 ことをおすすめします。
事前相談でわかること
相談したからといって、必ずそこに依頼しなければならないわけではありません。
まずは情報を知ることが、いざという時に慌てない一番の備えになります。
「お寺がないからどうしよう…」という不安を、一人で抱え込む必要はありません。
わからないことは、葬儀の専門家に相談して大丈夫です。
ご家族らしい形で、大切な人をきちんと送り出すために。
早めに情報を知り、少しずつ「わが家のお葬式」をイメージしてみてください。