最近話題の永代供養。
私どもにも永代供養してくれるお寺についてのご相談も頂いております。
本日は永代供養についてご説明させて頂きます。
永代供養とは
永代供養は字のごとく永代にわたって供養してもらえるというのが一般的な解釈であると思いますが、実際のところはどうでしょうか。
今現在の多くの方のご認識は、
「お骨を預かってもらえる」事が永代供養の形になっていると思います。
実は永代供養の元々の考え方は違いました。
現在日本の火葬率は99%を超えておりますが、戦前までの埋葬方法はご遺体を棺桶に入れて埋葬する
「土葬」が主流でした。
戦後になってからもまだまだ土葬の地域も多く、火葬が一般化されてなかったのです。
仏教の高僧は火葬する習慣などもありました。
その影響もあり一気に火葬の習慣が一般化に認知されて参りました。
さてここで問題なのは骨を預けるのが永代供養なのでしょうか。
供養という言葉がない浄土真宗でも永代経法要は勤修されます。
これは今まで亡くなった方のご遺徳で
「今私がお念仏をさせて頂いてる。」「私がお念仏の場にいられるのは亡くなった方が居られたからである」という考えから永代経をされるようです。
現在の永代供養とは骨を預けることが一般的なお考えになっていますが、土葬で骨が無くても永代供養を行っていた背景を考えますと
「亡くなった方を縁としてお参りをさせて頂く」のが永代供養だと思います。
それと皆様が気になられるのが永代供養の期間です。
永代とはどのくらいの期間なのか、それはご寺院の考え方によって異なります。
納骨堂の使用期限に25年や33年を目途にして合祀をされるお寺もありますし、本堂がある限りお守りさせて頂くというお寺も存在します。
そのあたりは菩提寺の住職とお話しするのが一番だと思います。まずはご相談されましてお寺の意向などを確認をして頂く、そして自分たちはどうしたいかなどを考慮してお骨を納めさせて頂くのがよいかと思います。
サトリエではお寺のご紹介などもさせて頂いております、条件に合ったお寺のマッチングさせて頂きより良い御法縁を結んで頂ければと思っております。