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お葬式のマナー

お葬式に参列できないけど、香典は渡したい――こういうときどうすればいいの?

2025年06月06日

忙しさや遠方、体調の都合など、どうしてもお葬式に参列できないことは誰にでもあります。
「直接行けないけれど、せめて香典だけでもお渡ししたい」
そんなとき、どのように対応すれば失礼がなく、心のこもったお悔やみを伝えられるのでしょうか?

今回は、参列できないときの香典の渡し方とマナーについて、わかりやすく解説します。

1. 参列できない場合でも香典は渡してよいの?

はい、参列できない場合でも香典を送ることはマナーとして認められています
むしろ「ご香典だけでも」と気遣う気持ちは、遺族の心の支えになることもあります。

ただし、渡し方やタイミングには注意が必要です。

2. 香典を渡す方法は?3つの選択肢

① 郵送で送る(現金書留)

もっとも一般的な方法です。

✅ 手順

  1. 香典袋にお金を包む(水引付き不祝儀袋)
  2. 現金書留専用封筒(郵便局で購入)に入れる
  3. お悔やみの手紙を添える
  4. 遺族宅へ郵送する(住所がわからない場合は葬儀社に相談も)

????ポイント

  • 通常の封筒では現金を送れないため、必ず「現金書留封筒」を使用
  • 香典袋はビニールで包むと丁寧(濡れ対策)
  • 表書きや中袋の書き方は通常通り(例:「御霊前」)

② 遺族や喪主に手渡しする(後日)

故人の家族や喪主と関係が近い場合は、後日訪問して手渡すことも可能です。

✅ マナーとして

  • 事前に電話などで「ご都合の良い日程」を確認する
  • 服装は平服でOKだが、落ち着いた色合いを選ぶ
  • 簡単なお悔やみの言葉とともに香典を渡す
  • 長居せず、あくまで「香典を届ける」という目的で訪問する

③ 知人や同僚に託す

職場関係や共通の知人を通じて託す場合もあります。

✅ 注意点

  • 無理に頼まず、快く引き受けてくれる人にだけお願いする
  • 香典袋に名前・金額をしっかり書いておく
  • 可能であれば、簡単なお悔やみのメモを添えると丁寧

3. 香典を送るタイミングはいつがよい?

原則は「通夜または告別式の日までに届くように送る」のが理想です。
間に合わない場合でも、葬儀後1週間以内を目安に送りましょう。

遅れてしまう場合には、お詫びの言葉を添えると印象が和らぎます。

4. お悔やみの手紙の文例(添え状)

香典に添えるお悔やみの手紙には、以下のような内容が含まれていると丁寧です。

✅文例:

拝啓 ご尊父様のご逝去を知り、心よりお悔やみ申し上げます。
本来であれば、すぐにでもお伺いしてお別れを申し上げるべきところ、やむを得ない事情により参列かないませんでしたことを、どうかお許しください。
心ばかりではございますが、香典を同封いたしましたのでご受納いただければ幸いです。
ご家族の皆さまにおかれましては、くれぐれもご自愛ください。

敬具

令和○年○月○日
氏名
住所

※あまり長くなく、簡潔で誠意ある文面が好印象です。

まとめ

参列できないときでも、香典を丁寧に届けることで、
故人と遺族に対する気持ちをしっかりと伝えることができます。

ポイントは以下の通り:

  • 現金書留で送るのが基本(お悔やみの手紙も忘れずに)
  • 訪問や代理人を通じた渡し方もマナーの範囲内
  • タイミングや言葉遣いに注意し、誠意を込めて

大切なのは「気持ちをどう届けるか」。
形式以上に、故人とご遺族を思いやる心を忘れずに伝えましょう。

このような実践的な内容は、いざというときにとても役立ちます。
今後も「お葬式に関する悩みや疑問」に寄り添う内容をお届けしてまいります。