お葬式の事前相談はあらかじめご自身やご家族のお考えを整理していただき円滑にお葬式を行うために非常に大事な事になります。
本日は葬儀相談を行うステップをご紹介いたします。
① 葬儀社の選定
まず大事な事はお葬式を運営する葬儀社を決める事です。知人やご親戚のご紹介であったり、最近はホームページを持っている葬儀社も増えてきておりますので参考にしながらご相談先を決めることが大切です。
② 事前予約
ご相談したい葬儀社に事前にアポイントを取りましょう。アポイントの取り方は電話だったりメールやLINEで予約をします。突然訪問ですとご相談を受付できない場合もございますので注意が必要です。予約の際に具体的な相談内容、希望日や伺う人数をお伝えすると良いでしょう。
③ 相談内容の整理
葬儀相談を行う際に必ず聞かれるのが葬儀スタイルです。葬儀スタイルによって葬儀のすすめ方や料金もかなり差がありますので、事前にご検討いただくと良いでしょう。葬儀スタイルには大きく分けて以下カタチがございます。
⑴ 一般葬
一般葬はご家族・ご親戚・友人知人・ご近所の皆様などご縁があった方にご参列いただくお葬式です。一般葬を行う場合にはある程度の会場規模が必要となりますので、ご予定の人数が収容できる会場を選びましょう。
⑵ 家族葬
家族葬は葬儀の参列を縮小した葬儀スタイルです。ご参列の範囲はご自身で決めて頂いてかまいませんが、ある程度故人様に近しい方々で送るお葬式のスタイルです。 近年もっとも多い葬儀のスタイルです。参列を制限される分香典やお花の受取制限を設けるのかを葬儀社側とご相談される方が良いでしょう。
⑶ 直葬
直葬は宗教家の葬送儀礼を行わない火葬のみのスタイルです。もっとも費用を抑える事が出来るのが特徴です。直葬を選択される場合は宗教家に葬儀依頼をしない分、事前に家族やご兄弟などのご親戚に相談される事をおすすめいたします。 また菩提寺がいらっしゃる方は納骨先についても注意が必要です。先祖代々のお墓に納骨が出来ない可能性もありますので、後々のトラブルにならないように事前にご検討いただく事が大切になります。
⑷ 福祉葬
生活保護受給者が行う事が出来るお葬式です。上限はありますが火葬を行う最低限の費用(直葬)が自治体から支給されます。ご自身が対象なのかどうかは自治体の保健福祉課などの担当窓口でご相談下さい。
④ 相談の実施
実際に葬儀社へご訪問いただき、相談を行いましょう。その際に葬儀の流れ、料金、必要な手続き、オプションサービス、疑問点の解決などの説明が1時間程度ございます。 出来ればご相談後に見積書を作成してもらう事が大切です。見積書についても、葬儀のプランのみではなく、お布施を除いた総額費用を提示してもらうようにいたしましょう。 葬儀相談は最低でも3社~4社程度訪問する方がご自身にあった葬儀社に出会える確率が高くなります。
⑤ 葬儀社の決定
ご相談した内容をもとに葬儀社を決めましょう。会員制度を設けている葬儀社であればご逝去後では入会できない所もありますので、お忘れないようにお気を付けください。 ご寺院へのお布施は直接菩提寺にご相談いただく事をおすすめいたします。
以上が葬儀相談のススメ方になります。お葬式は考えたくない事ではなく準備をしっかりと行い不安を減らす事が大切です。