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福山市のお葬式事情

直葬について考える 〜お別れの形が多様化する時代に〜

2025年07月21日

「直葬(ちょくそう)」という言葉をご存じでしょうか。通夜や葬儀・告別式を行わず、火葬のみで故人を見送る葬送の形、それが直葬です。

近年、葬儀のかたちは多様化しており、費用や形式にこだわらない“シンプルなお別れ”を望む声が増えています。今回は、直葬という選択肢について、あらためて考えてみたいと思います。

■ 直葬とは?

直葬とは、通夜や葬儀などの儀式を行わず、火葬場でのお別れだけで見送る葬送スタイルです。病院や自宅などから直接、火葬場へ搬送されるため、「直接火葬」とも呼ばれます。

■ 直葬を選ぶ理由

直葬を選ぶ方には、次のような事情があります。

  • 費用を抑えたい

 通夜・葬儀を省略することで費用負担が軽くなります。

  • 高齢で知人が少ない

 弔問客がほとんどいないため、儀式を必要としないケース。

  • 宗教儀礼にこだわらない

 無宗教で、形式にとらわれたくないという価値観。

  • 遺言や故人の希望

 「静かに見送ってほしい」と生前に望んでいた場合。

■ メリットとデメリット

特にデメリットとして、「もっときちんと送ってあげればよかった」と感じるご遺族も少なくありません。事前に家族で話し合うことが大切です。

■ 実際に行う際の注意点

  • 火葬場の空き状況によっては数日待つこともあるため、安置場所の確保が必要
  • 菩提寺がある場合、事前に了解を得る必要があることも
  • 家族や親族の理解を得てから進めること

特に寺院の檀家である場合、葬儀を省略することに反対されることもあります。宗教者との関係性も考慮しましょう。

■ まとめ:自分らしい見送りのために

直葬は現代のニーズに合った葬送のかたちのひとつです。しかし「簡略化=心の整理がつかない」こともあります。

大切なのは、形式ではなく「どう送るか」「どう別れを受け止めるか」。その人らしいお別れを実現するためにも、事前の準備やご家族との話し合いを大切にしたいですね。

ご希望に応じて、「自宅でゆっくりお別れをしてから直葬を行う」など、サトリエでは直葬にも寄り添ったサポートをご提案しています。お気軽にご相談ください。