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葬儀の際、遠方のご親族やご友人、会社関係の方などから「供花(きょうか)」としてお花を頂くことがあります。
華やかで美しいお花は、故人を偲ぶ気持ちが込められており、ご遺族にとっても慰めとなるものです。
今回は、「供花を頂いたときのマナーやお返しはどうすればよいか?」という疑問について解説します。
一般的に、供花に対する「香典返し」のようなお返しは不要とされています。
ですが、感謝の気持ちを伝える意味で、後日お礼状を送るのが丁寧な対応とされています。
特に、供花に送り主の名前が付いていた場合(立札などで明記されていることが多いです)、
どなたから頂いたものかを把握し、簡単でもお礼を伝えることをおすすめします。
供花のお礼状は、形式的でも失礼にはなりません。
以下のような文章で十分に感謝の気持ちは伝わります。
お礼状の例文:
拝啓
このたびはご丁重なるご供花を賜り、心より御礼申し上げます。
故人もさぞかし喜んでいることと存じます。
お心遣いに深く感謝いたしますとともに、今後とも変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます。
敬具
※形式にこだわらず、口調をやわらかくしたい場合はもう少しくだけた表現にしても問題ありません。
もし香典と一緒に供花も頂いている場合は、通常の香典返しの際に、
「供花のお礼」も一言添えると丁寧です。
たとえば香典返しの挨拶状の中に、
「ご丁重なるご香典ならびにご供花を賜り、誠にありがとうございました」と一文入れるとよいでしょう。
供花のお礼は、初七日や四十九日などの法要の際に改めてお伝えするケースもあります。
特に身内や親しい方であれば、その際にお花のお心遣いについて感謝を述べるのも自然です。
供花は、故人への想いやご遺族へのねぎらいの気持ちが込められた贈り物です。
お返しそのものは必須ではありませんが、小さなお礼や一言の言葉が、相手の心に響くこともあります。
悲しみの中でも、そうしたやりとりを通して、人とのつながりの大切さを改めて感じられる場面かもしれませんね。