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ご参列の皆さまへお伝えする言葉は、長い一日の締めくくりとなる大切な時間です。とはいえ、気持ちが揺れるなかで文面を整えるのは容易ではありません。本記事では、葬儀式終了後のご挨拶/火葬場で荼毘に付した後のご挨拶/仕上げ膳(会食)開始前のご挨拶という三つの場面ごとに、やわらかな口調で使いやすい例文をまとめました。いずれも約600字前後で、謝意・報告・ご案内の流れが自然に伝わる構成です。
文中の〔故人名〕〔続柄〕〔寺院名〕〔会場名〕〔日程〕などを差し替えるだけで、そのままご使用いただけます。家族葬・自宅葬でも使いやすいよう、参列辞退や後日のご報告、退出動線のご案内、献杯の進行など実務に即した表現を盛り込みました。宗派表現で迷う場合は、菩提寺のご指示に沿って語句を調整してください(例:浄土真宗本願寺派では「ご冥福」は避ける等)。
「うまく話そう」と力む必要はありません。感謝の気持ちがまっすぐ届くことが何より大切です。本記事が、故人らしさを大切にした穏やかな締めくくりの一助となれば幸いです。
1
本日はお忙しいなか、〔故人名〕のお見送りにお集まりくださり、まことにありがとうございました。みなさまからいただいたお言葉やまなざしに支えられ、私ども家族は気持ちを整えながら、穏やかにお別れの時間を過ごすことができました。準備が行き届かず、ご不便をおかけした点もあったかと思いますが、どうかおゆるしください。小さな式ではありましたが、〔故人名〕らしい雰囲気のなかで手を合わせられたことに、ほっとしております。今後のご報告や法要の日程は、改めてお知らせいたします。本日は長い一日となりました。どうぞ道中お気をつけて、お帰りになってください。
2
きょうは最後まで足をお運びいただき、心からお礼申し上げます。いただいた弔電やご供花、温かい励ましのお言葉の一つひとつに、〔故人名〕がどれほど多くのご縁に恵まれていたかを感じ、胸がいっぱいになりました。慌ただしい段取りのなか、至らぬところも多々あったかと思いますが、あたたかく見守ってくださりありがとうございました。落ち着きましたら、簡単ではございますが書中でご挨拶を差し上げます。本日は本当にありがとうございました。どうぞお体に気をつけてお帰りください。
3
遠くからお越しくださった方も、体調やお仕事の合間をぬってご参列くださった方も、みなさまのお気持ちが何よりの支えでした。小規模な式ゆえ、席のご案内やお声がけが行き届かなかった場面もあったかと思います。失礼がありましたらどうかお許しください。けれども、〔故人名〕の写真や思い出の品に囲まれて、静かでやさしい時間を持てましたこと、家族一同ありがたく思っております。今後のことは、〔寺院名〕さまと相談しながら整えてまいります。本日は本当にありがとうございました。お気をつけてお帰りください。
4(家族葬・自宅葬向け)
このたびは、近しい方々だけで見送る家族葬という形にご理解をいただき、ありがとうございました。住み慣れた〔ご自宅/会場〕で、〔故人名〕の好きだった音楽やお写真をそっと添え、心の温度に合うお別れができたように思います。会場が手狭で、動線やお席などご不便をおかけしましたこと、お詫びいたします。みなさまのお気遣いのおかげで、無理のない時間を過ごせました。後日、改めてお礼とご報告を差し上げます。本日は長時間ありがとうございました。どうぞゆっくりお休みください。
5(寺院葬でも可)
きょうは〔寺院名〕さまのお導きのもと、落ち着いて手を合わせることができました。厳かな本堂の空気に包まれ、〔故人名〕の歩みを静かに思い返すひとときとなりました。足元の悪い中お運びくださったみなさまに、心より感謝申し上げます。準備の不手際や行き届かぬ点がありましたら、ご寛容ください。今後のご法要やご挨拶につきましては、整い次第ご案内いたします。本日は本当にありがとうございました。どうぞお気をつけてお帰りください。
6(弔電・供花への謝意)
このたびは、ご参列のほか、たくさんの弔電やご供花を賜り、心よりお礼申し上げます。文面の一言一言、お花の彩りに、〔故人名〕へのお気持ちがあたたかく宿っておりました。時間の都合で直接ご挨拶できなかった方もいらっしゃるかと思いますが、すべてありがたく拝見しております。ささやかな式ではありましたが、みなさまの思いに支えられ、静かなお別れができました。本日はありがとうございました。くれぐれもご自愛のうえお帰りください。
7(退出のご案内付き)
本日の式は以上で終わりとなります。最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。お帰りの際は、お手回り品やお履き物をいま一度ご確認いただき、係の案内に沿ってゆっくりとご退出ください。混み合う時間帯ですので、どうぞあわてず、安全にお帰りいただければと思います。いただいたお気持ちは、これからの私たちの心の支えにいたします。本日は心から感謝申し上げます。お気をつけてお帰りください。
8(簡潔やわらかめ)
本日は〔故人名〕のためにお時間を割いてくださり、まことにありがとうございました。小さな式でしたが、みなさまのおかげで、落ち着いてお別れができました。準備不足で行き届かないところもあったかと存じます。失礼がありましたらお許しください。落ち着きましたら、改めてご報告を差し上げます。本当にありがとうございました。どうぞご無理のないようお帰りください。
1(標準)
先ほど、火葬の儀を静かに終えることができました。ここまでご同行くださり、温かく見守っていただいたことに、心よりお礼申し上げます。まもなく収骨となりますので、係の案内に従って順にお進みください。お時間の都合が難しい方は、どうぞご無理なさらず、ここでお帰りいただいて大丈夫です。長い時間を共に過ごしてくださり、本当にありがとうございました。みなさまの祈りやお気持ちは、きっと〔故人名〕にも届いていることと思います。どうぞ足元にお気をつけてお戻りください。
2(この後の流れを明示)
ご多用のなか、火葬場までお付き合いくださりありがとうございました。荼毘は無事に終えましたので、このあと収骨を済ませ、〔寺院名/ご自宅〕に戻って〔還骨のおつとめ/繰り上げ初七日〕を行う予定です。ご参加はご都合のつく範囲で大丈夫です。体調や距離のことを第一に、お帰りの判断をなさってください。今日いただいたお気持ちが、私たち家族の背中をそっと押してくれました。心から感謝いたします。どうぞお気をつけてご移動ください。
3(家族葬向け・やわらか)
本日は最後まで静かに見守っていただき、ありがとうございました。皆さまに寄り添っていただいたおかげで、〔故人名〕を穏やかに送り出すことができました。以後のご報告や年忌のことは、落ち着きましたら書面でお知らせいたします。長い一日でしたので、どうぞご無理のないようお帰りください。お心にかけていただいたこと、家族一同忘れません。本当にありがとうございました。
1(標準)
先ほどは葬送の節にあたり、たくさんのお力添えをいただき、ありがとうございました。ここからは、ほんのひとときですが、故人を思い出しながら、心と体を少し休めていただければと思います。お料理の準備が整っておりますので、どうぞお席についてお召し上がりください。席次や進行のご案内は司会よりお伝えします。味わいながら、思い出話などもゆっくりお聞かせください。本日は朝から長い時間でした。どうぞ力を抜いてお過ごしください。
2(献杯のご案内あり)
本日は最後までお見送りくださいまして、心からお礼申し上げます。これよりささやかながらお食事の席を設けました。最初に、〔故人名〕を偲んで献杯をさせていただきたいと思います。ご起立が可能な方は、どうぞご協力ください——献杯。ありがとうございます。どうぞお席にお戻りいただき、お料理を召し上がりながら、思い出やエピソードをゆっくり分かち合っていただければ嬉しく存じます。短い時間ですが、くつろいでお過ごしください。
3(家族葬・自宅葬向け)
近しいみなさまに囲まれて、静かなお見送りができましたこと、心より感謝いたします。ここからは気兼ねのいらない時間です。〔故人名〕が好きだった食べ物や、よく口にしていた言葉、忘れられない出来事など、自由に語らいながらお召し上がりください。温かいお料理で、少しでも体をいたわっていただければと思います。長い一日、お疲れのことと存じます。どうぞご無理のないよう、ゆっくりとお過ごしください。