対応エリア

福山・府中・尾道・三原・
神石高原町・世羅

備後地方を中心に、周辺地域も対応可能です。

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お葬式のマナー

お葬式に礼服が無い場合は?代用できるものはある?

2025年09月09日

結論:通夜は「地味な平服(ダークスーツ等)」で可、告別式は可能な限り「礼服(喪服)」が望ましい。どうしても礼服が用意できない場合は、黒に近いダークカラーの無地アイテムで統一し、光沢・柄・金具を控えるのが基本マナーです。

まず知っておきたい「通夜」と「告別式」の服装基準

  • 通夜(前日夜)

急な参列が多いため、略礼装(地味な平服)でも可。ダークスーツ/濃紺・チャコールの無地などで問題ありません。

  • 葬儀・告別式(当日昼)

基本は礼服(喪服)。代用する場合もより黒に近い無地で、通夜より厳格に整えます。

男性:礼服が無いときの代用コーデ

ベース

  • スーツ:黒に近いダークネイビー/チャコールグレーの無地(ストライプ等は避ける)
  • シャツ白無地・レギュラーカラー(ボタンダウンは避ける)
  • ネクタイ黒無地(なければ濃紺やダークグレーの無地で応急対応)
  • 黒の革靴(プレーントゥ/ストレートチップ)ソックスは黒無地
  • ベルト:黒・シンプル・光沢控えめ
  • バッグ:黒のブリーフケース等、金具目立たないもの

NG

  • 光沢の強い生地・柄物、派手なステッチ
  • 茶色系の靴・ベルト、スニーカー、ローファー(地域により許容度差あり/基本避ける)
  • 派手な腕時計・アクセサリー

女性:礼服が無いときの代用コーデ

ベース

  • ワンピース/セットアップ/パンツスーツ黒〜濃紺・チャコールの無地
  • ジャケット無地・ノーカラーやテーラード(カーディガンは通夜の応急として可)
  • 丈感:膝が隠れる〜ミモレ程度
  • 黒パンプス(3〜5cm前後・無装飾・つや控えめ)
  • ストッキング黒無地(季節や場により肌色無地の場合も、黒無地が無難)
  • バッグ黒・小さめ・装飾なし(金具は目立たないもの)

NG

  • レース・フリルなど過度な装飾、光沢素材
  • オープントゥ/サンダル/高すぎるヒール
  • 大きな金属アクセサリー(結婚指輪は可、パールは小ぶりの一連まで)

迷いやすい小物・細部のルール

  • コート・アウター:会場内では脱ぐ前提。黒・濃色・無地で、雨天は撥水でも光沢控えめ。
  • マスク無地の白が最も無難。黒でも可だが光沢や装飾は避ける。
  • ポケットチーフ:葬儀では基本なし
  • 数珠:あれば持参。なくても参列自体は可能。
  • 髪・メイク:落ち着いた色味、まとめ髪推奨。ネイルはクリア/ベージュ系に整える。

子ども・学生の服装

  • 学生は制服でOK(ブレザー・学ラン・セーラー等)。靴下・靴は黒や紺で揃える。
  • 園児・小学生は、黒・紺・グレーのシンプルな服に白シャツなど。柄・キャラクターは避ける。

「平服でお越しください」の正しい解釈

  • 「平服=カジュアル」ではありません。
  • スーツなどの地味な装いを意味します。濃色・無地・光沢控えめで統一しましょう。

どうしても今、礼服が用意できない時の最短チェックリスト

  1. ダーク無地の上下(黒に近い濃紺/チャコール)
  2. 白無地シャツ(男性)/無地トップス+ジャケット(女性)
  3. 黒無地ネクタイ(男性)/黒パンプス+黒(または落ち着いた)ストッキング(女性)
  4. 黒のベルト・靴・バッグで統一(光沢・金具を抑える)
  5. 髪・アクセサリーは控えめ、香水は避ける
  6. 防寒・雨具は濃色無地、会場内では脱ぐ

当日でもできる選択肢

  • 購入:スーツ量販店・衣料品店で「黒無地ネクタイ/黒ストッキング/白シャツ」など最小限を即時調達。
  • 借りる:家族・知人からサイズの合う黒系アイテムを借用(丈・肩幅・靴サイズは要確認)。
  • レンタル:礼服・靴・バッグまでセットの喪服レンタルも選択肢(最短即日受取可のサービスあり/事前に在庫とサイズ確認)。

迷ったら「黒・無地・光沢控えめ」で揃える——これが最速の正解です。

季節・天候の注意点

  • :半袖シャツ+ジャケットを持参(会場では着用が無難)。素肌の露出は控えめに。
  • :黒や濃色のコート/マフラー。会場内では脱ぐので中の装いを整えることが最優先
  • 雨天:ビニール傘や黒傘。派手な柄・強い光沢は避ける。

よくある質問(Q&A)

Q1. 黒いスーツじゃなく濃紺でも大丈夫?
A. 通夜は可。告別式はできる限り黒が望ましいですが、濃紺・チャコールの無地で整え、**黒無地ネクタイ(男性)/黒小物(女性)**で引き締めれば実用上問題ない場面も多いです。

Q2. ストライプのスーツしかない…
A. 細いピンストライプでも避けるのが原則。どうしてもなら、ジャケットのボタンを留め、無地の黒小物で存在感を抑えるなど応急対応を。

Q3. ローファーはダメ?
A. 地域や場によって許容差がありますが、基本は避けるのが無難。どうしてもなら黒・無装飾・つや控えめで。

Q4. アクセサリーは?
A. 結婚指輪のみが基本。パールは小ぶりの一連・耳は小粒まで。ゴールド・大ぶり・キラキラは避けます。

まとめ

  • 通夜は地味な平服で可、告別式は可能な限り礼服で。
  • 代用するなら黒に近いダークカラー無地で統一し、光沢・柄・装飾を抑える
  • 男性は黒無地ネクタイ+白無地シャツ+黒革靴、女性は黒系無地のワンピ/セットアップ+黒パンプスが最小構成。
  • 当日でも購入・借りる・レンタルの選択肢があるので、焦らず**「黒・無地・控えめ」**を合言葉に整えましょう。