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先祖を敬い、いまの暮らしを見つめ直す1週間。それがお彼岸です。
お彼岸(ひがん)は、日本独自の仏教行事で、春分・秋分の“中日(ちゅうにち)”をはさむ7日間のこと。彼岸は「悟りの世界」、此岸(しがん)は「迷いの世界」を指し、先祖供養をとおして感謝と内省の時間を持つ期間です。宗派を問わず広く親しまれ、仏壇やお墓をととのえ、日々を丁寧に過ごします。
※中日=春分の日 3月20日(木)。
※中日=秋分の日 9月23日(火)。(春分・秋分の日付は内閣府発表による2025年の祝日。春分日・秋分日の採用は祝日法の定義に基づきます。)
仏壇の清掃
ほこりを払い、仏具を磨き、香炉の灰を整えます。花立の水は毎日交換。
お墓参り・墓所清掃
墓石の水洗い、雑草抜き、落ち葉を処分。線香・生花・お供えを手向けて合掌。
お供え(おはぎ/ぼたもち・果物・季節の花)
春はぼたもち、秋はおはぎが定番。屋外のお供えは動物被害に注意し持ち帰りを。
寺院の彼岸会(ひがんえ)・法要参列
菩提寺の案内があれば、読経やお参りに参加しましょう。
挨拶・報告
離れて暮らす親族へ近況や感謝を伝えるのも立派な供養。
善い行い(六波羅蜜の実践)
できる範囲で「布施(分かち合い)」「精進(続ける)」など、日常の善行を心がけます。
日々を見直す内省の時間
写真や思い出の品に触れ、故人を想う静かな時間を。
Q. お彼岸は毎年同じ日ですか?
A. 春分・秋分は年により前後するため、期間は毎年少し変わります。最新の祝日発表で確認しましょう。
Q. 喪服は必須?
A. 墓参だけなら平服でOK。法要に参列する際は黒系フォーマルを。
Q. 雨の日の墓参りは?
A. 無理は禁物。日程内で別日に振替えて問題ありません。足元対策とお供えの持ち帰りを徹底しましょう。
Q. 宗派で作法に違いはありますか?
A. 大枠は共通ですが、読経やお供えの考え方に差がある場合も。菩提寺の住職に一言確認すると安心です。
お彼岸は、難しい作法よりも**「心を込めて整える」**ことが何よりの供養。仏壇・お墓・気持ちを整え、家族で静かに手を合わせる——その積み重ねが、ご先祖さまと自分たちの暮らしをつないでくれます。