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福山市のお葬式事情

葬儀をしないといけないのか? 〜今、あらためて考える「お葬式」の意味〜

2025年07月23日

近年、「葬儀をしない」という選択をされる方が増えています。
「費用がかかるから」「人を呼ぶのが大変」「本人が望んでいなかった」──その理由はさまざま。

では本当に、葬儀は“しなくてもいい”ものなのでしょうか?
今回は、現代の価値観とともに、葬儀の本質について考えてみたいと思います。

■ 法律的に葬儀は必要?

まず前提として、日本では葬儀を行う義務は法律で定められていません
必要なのは火葬許可証を取得し、適切に火葬・埋葬を行うこと。
つまり「通夜や葬儀」を行わずに火葬だけを行う「直葬」や「火葬式」でも、法律上は問題ありません。

■ なぜ葬儀をしない人が増えているのか?

  • 高齢化と単身化
     身寄りのない方や親族が遠方に住んでいるケースが増えました。

  • 費用の問題
     葬儀費用が高額というイメージがあり、経済的に難しいという声も。

  • コロナ禍の影響
     人を集めることに慎重になり、簡素な形式が広まりました。

  • 価値観の多様化
     宗教や慣習にとらわれない生き方が支持されつつあります。

■ それでも葬儀が果たしている「役割」

一方で、葬儀には形式を超えた深い役割もあります。

  • 故人とのお別れの場
     最後のお顔を見て「さようなら」を伝えることで、心に区切りがつくことも。

  • 遺族の心の整理・グリーフケア
     喪失を受け入れるためのプロセスとして、葬儀の時間はとても大切です。

  • 社会的な区切り
     「〇〇さんは亡くなった」ということを、周囲にも伝える機会になります。

■ 葬儀は“する・しない”よりも、“どう送るか”

形式にとらわれる必要はありません。
大切なのは、「誰のために」「どんな思いで」見送るのかという気持ちの部分です。

お寺で静かに祈る、
自宅で家族だけで送る、
火葬場で花を手向ける、
──どのかたちでも構わないのです。

葬儀は必ずしも“しなければならない”ものではありません。
けれど、「しなかったことで後悔する」という声も少なくないのも事実です。

■ まとめ:自分らしい、家族らしい見送りを

誰にとっての儀式なのか、
何のための時間なのか、
ぜひご家族で話し合ってみてください。

私たちサトリエでは、形式にとらわれないお別れのかたち――
自宅葬や寺院葬、火葬式など、様々な選択肢をご提案しています。
どう送るか、一緒に考えていきましょう。